不動産購入

「共有名義」って何?夫婦・親子で不動産を買うときのメリット・注意点

2026年5月14日

不動産購入住宅ローン登記・権利相続税金

目次

こんな人に読んでほしい記事です

  • 夫婦で住宅を買うとき、名義はどうすればいい?
  • 共有名義にするとどんなメリットがある?
  • 離婚したとき、共有名義の家はどうなる?

共有名義とは?

共有名義とは、一つの不動産を複数人が持分(割合)で所有している状態のことです。

たとえば、夫婦で土地・建物を購入した場合に「夫1/2・妻1/2」や「夫2/3・妻1/3」のように持分を設定します。

共有名義にするメリット

①住宅ローン控除を二人分受けられる

夫婦それぞれがローンを組む(ペアローン)など、一定の形を取ることで、住宅ローン控除をそれぞれ受けられる場合があります。

②借入額を増やせる

二人の収入を合算して審査を受けられるため、一人では難しい金額のローンを組める場合があります。

③相続や承継の設計で有利になる場合がある

持分の持ち方や承継のしかたによっては、相続時の分け方や税務上の設計で有利になることがあります。

共有名義の注意点

①売却・リフォームに全員の同意が必要

共有不動産を売却・大規模リフォームする場合、共有者全員の同意が必要です。一人でも反対すると進められません。

②持分だけの売却は難しい

自分の持分だけを売却することは法律上可能ですが、実際には買い手がつきにくいです。

③離婚時のトラブルリスク

離婚した場合、共有名義の不動産の扱いで揉めることが多いです。どちらかが住み続ける場合、ローンをどう処理するかが問題になります。

④名義人が亡くなると相続問題が複雑になる

持分が相続されるたびに共有者が増えていくリスクがあります。

持分割合の決め方

持分割合は、実際の出資割合(頭金・ローン負担)に合わせて設定するのが基本です。出資割合と異なる持分にすると、差額が「贈与」とみなされて贈与税がかかる場合があります。

ケース持分の設定
夫が全額負担夫100%
夫7割・妻3割の出資夫7/10・妻3/10
頭金は妻・ローンは夫それぞれの負担額で按分

まとめ:共有名義は「メリットと将来リスク」を理解したうえで判断

  • 住宅ローン控除や借入額の面でメリットが出る場合がある
  • 売却・リフォームには全員の同意が必要
  • 離婚・相続でトラブルになりやすい
  • 持分割合は出資割合に合わせて設定。贈与税に注意しよう